CRPGまにあ
カテゴリー:ランス1&2
ランス9をプレイし終えた後にランスの世界に興味を抱き、過去のランスシリーズがどんなものか知りたくなったので、フリー宣言されている初代ランスとランス2をプレイしてみた。
アリスソフト アーカイブズ(リンク先は18禁)
初代ランスは1989年7月発売で、ランス2は1990年5月発売と2作とも約25年前のゲームで、その発売時期から連想されるイメージどおり子供の頃にプレイしたPC88やPC98にありそうな典型的なゲームといった手触りでしたが、事前に物語を知っていたとしても、いざ実際にプレイしてみると細かい箇所まで理解できてなかなか面白い体験ができました。
数年ほど前に「ランス1&2 ダイジェスト版」をプレイしている私ですが、数年経っていますから内容をほぼ忘れていた為に新鮮な気持ちでプレイできたけれども、昔のゲームということでフラグ立てがそこそこ厳しかったから初代ランスの方では1箇所だけ詰まってしまった。
今のゲームはクリアできて当たり前という方針のもとに作られているものばかりですから、アドベンチャーパートはただ送るだけで進行して、選択肢で展開が変わったりする程度ですけれど、昔のゲームはいささか難しくて理不尽に感じたとしても、「ゲームをしている」という実感が今のゲームよりも強いのだ。
何よりも勉強になったのは、これまでの事の顛末を文章で読む方法よりも、実際に触った方が色々と分かる訳でして、リアとの出会いがどういうものだったのか、かなみとの遭遇シーンや、ランスが初めて「がははは」と笑ったのは何時だったのか、などなど、そういったポイントを直接肌で感じられたことが一番の収穫だったでしょう。
●Rance -光を求めて-
初代ランスは昨秋にリメイク版が発売されたことが記憶に新しいですが、オリジナルの方は育成要素がないADVかとプレイ前に思い込んでいた私ですけれど、オリジナル版もちょっとした戦闘と育成要素があって、この段階からランスシリーズの片鱗を示していたようだ。

これがダンジョンで、移動は東西南北指定で行うのだ
とは言っても敵が出るシーンでクリックを連打したままにしておくと短時間で経験値とお金がカンストしてしまったり、誤字や脱字が多かったりと不出来な箇所が沢山見受けられる作品でして、ちょっと難しめのフラグ立てにさえ引っ掛からなければ4~5時間程度でクリア可能なボリュームだった。
特筆すべき点は「リーザス王国女王リア」に関してで、ランス9のまめ知識では「昔は誘拐してきた女の子や弱い立場の女の子を監禁したりいじめ殺していた」と書いてあるものの、初代ランスをプレイしてみると殺人までは犯していないのではないだろうか。
1人だけ自殺した娘がいたからその件が「いじめ殺した」に該当するのかもしれないけれど、いずれにしても子供だったとはいえ怖い経歴を持つ女王様である。
他には「見当かなみ」が名も無い女忍者だったりしたことも笑えたポイントでしたが、初代作はコマンド選択式アドベンチャーという作りからか、現在のランス作品よりもランス自身の独白が多かったことも印象的でした。
●Rance II -反逆の少女たち-
2作目は初代と比べるとボリュームが増していることが強く実感できた訳ですが、初代のようにクリック連打状態にしておくと短時間で強くなれてお金儲けができてといったシステムの穴も無くなり、完成度がかなり高まっているだろう。

ランス2は志津香よりもマリアの出番が何倍も多い
昨日「ランス9人気投票結果発表」がありましたが、ランス2の段階では志津香よりもマリアの方に人気が集まりそうなほどその登場シーン数に差があり、この頃のマリアはランス9時点よりも明るい娘といった印象を受けた。これはランスに対する気持ちに変化があったことが関係しているのかもしれないが、こっちのマリアの方が健康的だろう。
初代ランスとランス2の2作とも戦闘バランスはかなり易しい部類に入るわけですが、1回の戦闘で必殺技や魔法を詠唱する気力が枯渇してしまい、その度にメニューを呼び出して「休む」を選択するのがかなり煩わしかった。どんな状況でも決定キーに該当するものを押せば休んだことになるシステムだったならこうは思わなかったでしょうが、ここらは古いゲームだから致し方ないだろう。
ランス2の見所はラスト付近の攻防になりそうだけれども、ランス9で初登場となったミラクルの祖母「ミステリア・トー」が関係していた人物らが一連の出来事の主役といった立場になるわけで、プレイ順序が逆になっているからこそ、そこらの有り様が興味深く感じられた。
初代ランスは4~5時間程度でクリアできて、ランス2はその2倍か3倍程度の時間でクリアしたはずですが、昔のゲームであるからさくっと終わらせること可能なので、このままフリー宣言されている「ランス3」と「ランス4」をプレイしてみるつもりだ。
だけれどランス3からさらにボリュームが増しているようなので、ここまで手早くクリアすることは無理なのかもしれないけれど、何気に今プレイしてもそこそこ面白いと思える過去のランスシリーズであるだろう。
アリスソフト アーカイブズ(リンク先は18禁)
初代ランスは1989年7月発売で、ランス2は1990年5月発売と2作とも約25年前のゲームで、その発売時期から連想されるイメージどおり子供の頃にプレイしたPC88やPC98にありそうな典型的なゲームといった手触りでしたが、事前に物語を知っていたとしても、いざ実際にプレイしてみると細かい箇所まで理解できてなかなか面白い体験ができました。
数年ほど前に「ランス1&2 ダイジェスト版」をプレイしている私ですが、数年経っていますから内容をほぼ忘れていた為に新鮮な気持ちでプレイできたけれども、昔のゲームということでフラグ立てがそこそこ厳しかったから初代ランスの方では1箇所だけ詰まってしまった。
今のゲームはクリアできて当たり前という方針のもとに作られているものばかりですから、アドベンチャーパートはただ送るだけで進行して、選択肢で展開が変わったりする程度ですけれど、昔のゲームはいささか難しくて理不尽に感じたとしても、「ゲームをしている」という実感が今のゲームよりも強いのだ。
何よりも勉強になったのは、これまでの事の顛末を文章で読む方法よりも、実際に触った方が色々と分かる訳でして、リアとの出会いがどういうものだったのか、かなみとの遭遇シーンや、ランスが初めて「がははは」と笑ったのは何時だったのか、などなど、そういったポイントを直接肌で感じられたことが一番の収穫だったでしょう。
●Rance -光を求めて-
初代ランスは昨秋にリメイク版が発売されたことが記憶に新しいですが、オリジナルの方は育成要素がないADVかとプレイ前に思い込んでいた私ですけれど、オリジナル版もちょっとした戦闘と育成要素があって、この段階からランスシリーズの片鱗を示していたようだ。

これがダンジョンで、移動は東西南北指定で行うのだ
とは言っても敵が出るシーンでクリックを連打したままにしておくと短時間で経験値とお金がカンストしてしまったり、誤字や脱字が多かったりと不出来な箇所が沢山見受けられる作品でして、ちょっと難しめのフラグ立てにさえ引っ掛からなければ4~5時間程度でクリア可能なボリュームだった。
特筆すべき点は「リーザス王国女王リア」に関してで、ランス9のまめ知識では「昔は誘拐してきた女の子や弱い立場の女の子を監禁したりいじめ殺していた」と書いてあるものの、初代ランスをプレイしてみると殺人までは犯していないのではないだろうか。
1人だけ自殺した娘がいたからその件が「いじめ殺した」に該当するのかもしれないけれど、いずれにしても子供だったとはいえ怖い経歴を持つ女王様である。
他には「見当かなみ」が名も無い女忍者だったりしたことも笑えたポイントでしたが、初代作はコマンド選択式アドベンチャーという作りからか、現在のランス作品よりもランス自身の独白が多かったことも印象的でした。
●Rance II -反逆の少女たち-
2作目は初代と比べるとボリュームが増していることが強く実感できた訳ですが、初代のようにクリック連打状態にしておくと短時間で強くなれてお金儲けができてといったシステムの穴も無くなり、完成度がかなり高まっているだろう。

ランス2は志津香よりもマリアの出番が何倍も多い
昨日「ランス9人気投票結果発表」がありましたが、ランス2の段階では志津香よりもマリアの方に人気が集まりそうなほどその登場シーン数に差があり、この頃のマリアはランス9時点よりも明るい娘といった印象を受けた。これはランスに対する気持ちに変化があったことが関係しているのかもしれないが、こっちのマリアの方が健康的だろう。
初代ランスとランス2の2作とも戦闘バランスはかなり易しい部類に入るわけですが、1回の戦闘で必殺技や魔法を詠唱する気力が枯渇してしまい、その度にメニューを呼び出して「休む」を選択するのがかなり煩わしかった。どんな状況でも決定キーに該当するものを押せば休んだことになるシステムだったならこうは思わなかったでしょうが、ここらは古いゲームだから致し方ないだろう。
ランス2の見所はラスト付近の攻防になりそうだけれども、ランス9で初登場となったミラクルの祖母「ミステリア・トー」が関係していた人物らが一連の出来事の主役といった立場になるわけで、プレイ順序が逆になっているからこそ、そこらの有り様が興味深く感じられた。
初代ランスは4~5時間程度でクリアできて、ランス2はその2倍か3倍程度の時間でクリアしたはずですが、昔のゲームであるからさくっと終わらせること可能なので、このままフリー宣言されている「ランス3」と「ランス4」をプレイしてみるつもりだ。
だけれどランス3からさらにボリュームが増しているようなので、ここまで手早くクリアすることは無理なのかもしれないけれど、何気に今プレイしてもそこそこ面白いと思える過去のランスシリーズであるだろう。
スポンサーサイト
- カテゴリ
- 最新コメント
- S(管理人):封緘のグラセスタ - 体験版をかなりプレイした (10/24)
- :封緘のグラセスタ - 体験版をかなりプレイした (10/24)
- S(管理人):I/O - 混乱を来たす (10/08)
- Tanemoto Endou:I/O - 混乱を来たす (10/07)
- S(管理人):I/O - 混乱を来たす (10/05)
- Tanemoto Endou:I/O - 混乱を来たす (10/04)
- S(管理人):I/O - 混乱を来たす (10/04)
- Tanemoto Endou:I/O - 混乱を来たす (10/03)
- S(管理人):久々にGOGを弄る (09/25)
- saruoh:久々にGOGを弄る (09/24)
- リンク集
- ブログ
- 元意固地な駆け引き遊戯者による汎用電子計算機上に於ける遊戯算符に関する愚考の垂れ流し
- そんときそんとき
- Gengorou's Nonexistent Autobiography
- 勝率d1%
- Dialogue With The Stars
- なにしてあそぼ?
- 世界四季
- 名 作 R P G を 遊 ぶ 2
- ここぱの戦乱観察記
- PC洋ゲー色々
- 剣と魔法の古典
- どらこまDIVINITY
ゲームのダウンロード販売
ゲームのダウンロード販売(国内)
レトロ&中古ゲームの通販
海外ゲームのローカライズメーカー
- 月別アーカイブ
- 2018/10 (3)
- 2018/09 (4)
- 2018/08 (5)
- 2018/07 (3)
- 2018/06 (12)
- 2018/05 (9)
- 2018/04 (2)
- 2018/03 (2)
- 2018/01 (3)
- 2017/12 (2)
- 2017/11 (19)
- 2017/10 (12)
- 2017/09 (9)
- 2017/08 (13)
- 2017/07 (4)
- 2017/06 (5)
- 2017/05 (4)
- 2017/04 (3)
- 2017/03 (9)
- 2017/02 (8)
- 2017/01 (11)
- 2016/12 (7)
- 2016/11 (9)
- 2016/10 (7)
- 2016/09 (2)
- 2016/08 (11)
- 2016/07 (8)
- 2016/06 (10)
- 2016/05 (13)
- 2016/04 (12)
- 2016/03 (5)
- 2016/02 (6)
- 2016/01 (13)
- 2015/12 (11)
- 2015/11 (12)
- 2015/10 (9)
- 2015/09 (14)
- 2015/08 (14)
- 2015/07 (6)
- 2015/06 (5)
- 2015/05 (9)
- 2015/04 (9)
- 2015/03 (6)
- 2015/02 (11)
- 2015/01 (12)
- 2014/12 (11)
- 2014/11 (11)
- 2014/10 (8)
- 2014/09 (2)
- 2014/08 (5)
- 2014/07 (7)
- 2014/06 (13)
- 2014/05 (9)
- 2014/04 (18)
- 2014/03 (17)
- 2014/02 (40)
- 2014/01 (11)
- 2013/11 (1)
- 2012/04 (3)
- 2012/03 (27)
- 2012/02 (15)
- 2012/01 (22)
- 2011/12 (30)
- 2011/11 (23)
- 2011/10 (45)
- 2011/09 (22)
- 2011/08 (17)
- 2011/07 (17)
- 2011/06 (8)
- 2011/05 (17)
- 2011/04 (20)
- 2011/03 (30)
- 2011/02 (23)
- 2011/01 (25)
- 2010/12 (35)
- 2010/11 (20)
- 2010/10 (25)
- 2010/09 (26)
- 2010/08 (28)
- 2010/07 (25)
- 2010/06 (28)
- 2010/05 (30)
- 2010/04 (19)
- 2010/03 (23)
- 2010/02 (22)
- 2010/01 (29)
- 2009/12 (33)
- 2009/11 (23)
- 2009/10 (34)
- 2009/09 (28)
- 2009/08 (18)
- 2009/07 (16)
- 2009/06 (29)
- 2009/05 (38)
- 2009/04 (22)
- 自己紹介
- 管理人名: S
- 初めて遊んだPCゲーム
FM-NEW7版デゼニランド
初めて遊んだコンシューマーゲーム
ファミリーコンピューターのドンキーコング
初めて遊んだゲームセンターのゲーム
ゼビウス
好きなジャンルはRPGとAVG。
RPGはファンタジーと近未来ものを好み、設定が現代なのは敬遠する傾向にある。基本的にRPGのタイプに好き嫌いはない。プラットフォームも楽しい作品ならばPCでもゲーム機でもどちらでもOKだと思っているが、今はPCのみに傾倒している。生産国は今現在、北米産は経営体制に疑問を抱いているので敬遠している。
AVGことアドベンチャーゲームは、ゲームにおける私の原点です。AVGは現代物を好み、特にサスペンス、推理ものなどが好きだが、PCではそのような日本生まれの新作は長らく登場していないのでご無沙汰状態だ。海外ゲームの移植版ならある程度はプレイしているし、英語版でもいくつかは頑張ってプレイしてきた。RPGとは逆に、設定がファンタジーや近未来ものは敬遠する傾向にある。
・愛するゲーム
Wizardry 8
Might and Magic 6
Might and Magic 7
Morrowind
Pillars of Eternity
・子供の頃に好きだったゲーム
木屋さんが在籍していた頃の日本ファルコムゲーム
- 検索フォーム
- FC2カウンター