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Wizardry 7: Crusaders of the Dark Savant - けしてガーディアの宝珠ではない

投稿日:2014/03/16 |  カテゴリー:Wizardry 7: Crusaders of the Dark Savant  |  コメント:6  | トラックバック:0
Steam版の「Wiz6 BCF」からSteam版「Wiz7 CDS」にキャラ転送が可能なことは以前に書いていますが、プロジェクトEGGで売っているPC98版ベースの「Wiz7 CDS」にキャラ転送ができるのか、それが知りたくて取り敢えず購入して試してみた。購入前に検索をかけてみたが、それらしいものは一つとしてヒットしなかったので、自分で試すしかなかったのだ。

game0055awffwa.jpg
EGG版は16色だが256色と比べても画質的にはそれほど違和感は無い

結論から先に言うと「Steam版のBCF→EGG版CDS」のキャラ転送は「無理」だった訳ですが、私が試したのはセーブファイルのリネームのみなので、もっと突っ込んだ解析ができる人なら結果はまた違うのかもしれない。いずれにしてもEGG版のCDSは独自性が強くて「Wiz8」への引継ぎも可能かどうか怪しいところであるから、コレ1作のみを楽しみたいケース以外はお勧めできない。

他の理由としてEGGは月の会費が500円必要ですから、私らのように常日頃からGOG.comやSteamに馴染んでいるゲーマーだとその在り方にはけっして親しみを持つことができないはずだ。恐らく月額による忌避を考慮しても、会員になったままずっと払い続けてくれる一部の客からの収益の方が大きいと踏んでいるのだろう。

EGG版のCDSは蘇るPC-9801伝説IIに付属しているBCFのセーブデータからの転送は保障されているようだが、それ以外からはほぼ不可能なのかもしれない。

game005awawfaw.jpg
こちらはSteamの256色版

●EGGのPC98ベース Wiz7 CDS
・16色である
・ゲームを起動するたびにマニュアルプロテクトによる回答を要求される
(かなり面倒)
・NPCとの会話はカナ入力のみなので、今のPCに慣れている人は面食らう
・DOS版で速度調整を行ったCDSと比較すると動作がもっさりしている
・効果音の品質が悪い
・試した限りSteam版のBCFからキャラ転送ができない
・CDSクリア後のWiz8への転送は不明
・EGG会員になったままだと「毎月500円」を口座から引き落とされ続ける
・だけれど日本語版だからそこだけは偉大

●Steam版 Wiz7 CDS
・256色版である
・マニュアルプロテクトはEnterキーで飛ばせる
・NPCとの会話はもちろん英語
・DOSBoxの調整をすれば快適なプレイが可能
・効果音が澄んでいて質がいい
・Steam版のBCFからキャラ転送可能
・日本語及び英語版の「Wiz8」へキャラ転送が可能
・初見で英語版による謎解きは相当苦労することだろう

コメント

CDSのセーブデータ

確かBCF日本語版と英語IBM/PC版、AMIGA版では3つともまったくセーブデータのフォーマットが違うものだったと記憶しております。エンディングのデータの読み込みも、日本語版は日本語のものしか読めず、英語版も英語のものしか読み込めなかったような気がします。

あとCDSは英語版よりも日本語版の方がモンスターやNPCのHPが低めに、ACが高めに設定されていました。
後半はクリティカルでパンパン破裂させるので実際の所難易度の差は体感できませんが。

そういえば

同じアイテムでもプログラムの中で管理している番号が英語版と日本語版ではかなり違っている、ということを昔雑誌だか紛失してしまったPC版BCFのアツい攻略/設定本で読んだような(不確かな情報です)…。

(ゲームそのものを楽しむ為には良くないのですが)、もしかしたらSさんご存知かもしれませんが、英語版BCF,CDS,CDS-GOLD,8の内部データはmadgod氏のCOSMIC FORGEというプログラムで閲覧することができます。昔ちょっと試したことがあったのですが、8にも対応するようになっていたりとても進化しています。

http://mad-god.webs.com/

Re: そういえば

>>damnedさん

異なるフォーマットなら読み込めなくて当然なんですね。
英語版CDSのセーブデータは15kb前後のサイズで、CDSをクリアしていなくても拡張子を「END」にすればWiz8に転送できたのですが、EGG版はセーブデータのサイズからして全く違いました。

そういえばBCFは英語版から日本語版への移植に際してバグが大幅に増えたようで、得物屋さんで確認するからにSFC版などは特に裏技の類が多いですし、次いでTOWNS版も一部のSpellに致命的なバグがあります。無難なのはIBM/PC版のBCFとPC98版のBCFになりそうですが、それでもNuclear Blastの判定が若干おかしかったです。

CDSの日本語版と英語版でモンスターの数値にそのような違いがあるとは初耳でした。BCFについて先に書いてみましたが、アスキーがけっこう弄り回したってことなんでしょうかね。

Madgod氏のエディタも初めて知りましたが、BCFの攻略本を3冊ほど20年に亘って保有していたのに、半年ほど前の掃除で捨ててしまったことを今さら後悔しています。まさか再びプレイをするとは思ってもいませんでしたから。

それはそうと

>>damnedさん

某所で読めるdamnedさんのガーディアの宝珠レビューは最高ですよ。
私も当時知人がプレイしているのを生で見たことがありますけど、何ともいえない品でした。

日本語版CDSのプログラム

いまCDS日本語版の紙のマニュアル(Playmaster's Guide)をチェックした所、日本語版「製作」はLocus (Ultimaコレクション日本語版,Wizコレクション日本語版を後に出した会社ですね)で、プログラマさんは二人居られるのですが、二人とも別々の会社(BLITZとOPERA HOUSEという所)から出向された形になっていますね。

そういえば当時私はPentium 90MHZのBTOのDOS/Vマシンを使っていたのですが、日本語版CDSはPentiumでは早すぎてinstall Programしか動作せず、ASCIIユーザーサポートから改良版のds.exe送ってもらいました。製品やパッケージやらマニュアル、販売等の全体の監修やサポートはASCIIで、日本語版の再プログラムは外注のようです。

これはCDSに始まったことでなく、おそらく国産パソコン版「狂王の試練場」もファミコン版も外注、外注が2重3重になっていたと思われるので「アスキーのWIZしか認めん」という旧WIZ原理主義な方々の発言が如何にアフォだったかわかります。

Re: 日本語版CDSのプログラム

>>damnedさん

Locusと聞くとWiz8が直ぐに連想されるのですが
それより以前からLocusが関わっていたということなんですね。

アスキーが販売していたWizardryはあの硬い箱が特徴的で、箱のサイズがWiz1からCDSまで全く同じだったような。古いCPUネタと言えば私は最初に購入したTOWNSが386SXだったんですが、Wiz6、Wiz7、M&M3のうちのどれかが386SXでは非常に重くて486SX 16Mhz TOWNSを新たに購入した覚えがあります。Pentiumまでいけば速すぎて当然なんでしょうな。

Wizardryのデベロッパとパブリッシャーの違いがわかっていない原理主義者ということですけれど、言うまでもなく日本ではゲーム機のWizしか認めないという愚かな志向が以前から根付いていて、こういったPC版の軽視及び嘲笑が今現在の世界についていけない日本メーカーの惨状に繋がっているのでしょう。

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好きなジャンルはRPGとAVG。
RPGはファンタジーと近未来ものを好み、設定が現代なのは敬遠する傾向にある。基本的にRPGのタイプに好き嫌いはない。プラットフォームも楽しい作品ならばPCでもゲーム機でもどちらでもOKだと思っているが、今はPCのみに傾倒している。生産国は今現在、北米産は経営体制に疑問を抱いているので敬遠している。

AVGことアドベンチャーゲームは、ゲームにおける私の原点です。AVGは現代物を好み、特にサスペンス、推理ものなどが好きだが、PCではそのような日本生まれの新作は長らく登場していないのでご無沙汰状態だ。海外ゲームの移植版ならある程度はプレイしているし、英語版でもいくつかは頑張ってプレイしてきた。RPGとは逆に、設定がファンタジーや近未来ものは敬遠する傾向にある。

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