Rance III -リーザス陥落- 最後の方で「ハマリ」に陥る。動けなくなる類は初めての体験

なんとか終盤まで進めたランス3でしたけれど、最終エリアの手前ぐらいの地点で「木、キャラx2、壁」に挟まれてどうやっても動けない状態に陥ってしまい、さらにその場所はダンジョンを抜けられるアイテム「帰り木」が使えないエリアであるから、完全にハマリENDになってしまった。

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悲しいことに、私のランス3終着地点はこの場所だった。

本作の不具合として、一部のエリアで表示されていなければならないキャラが消えた状態になることがあり、その時にキャンプを張ってそのまま抜けるとそれまで見えていなかったキャラが画面に現れてしまうのだ。私がキャンプを張ったときには周りのキャラが何も表示されていなかったのだが、キャンプを張ってそこでセーブをして、抜けたときには画像のような状態になっていたのである。

これと同様のケースに最初に気づいたのは「烈火鉱山」の「ちゃそば」が生息しているエリアで、キャンプに入ると敵が復活する場所だった訳ですが、他にもあの場所ではヒララ鉱石をまだ取っていないのにシィルが「もう取っていますよ」というバグに遭遇したりときな臭い症状が出ていたのだ。

ハマリに陥る少し前にも一つ怪しげな事態に直面したことがあり、その場所とはリアとマリスを救出するポイントで鉄格子のボタンを押すシーンがあるのだが、最初はどれだけやってもボタンが押せないし、他に手段もなさそうだからここでもハマったのかと勘ぐり始めた。

ボタンの前でアクションキーを連打しているとほんの一瞬だけシィルが何か言っているような文字が表示されていることに気づいたので、これは何かおかしくなっているのかもと原因を探ってみたところ、「アリスソフト System」のマウスカーソル自動移動を「無効」にしていた為に選択肢が表示されなかったようだ。



ハマリセーブしてしまったメインデータ以外は最も近いところでも中盤辺りのセーブデータだったので、これ以上のプレイは有り得ないとして最後の展開は「エロゲのストーリーを教えてもらうまとめスレWiki」で読んで済ませたわけですが、できれば自分の手で最後の魔人戦をこなしてみたかった。

3作目からは名目上「長編RPG」となっているけれど、ここ2週間内にプレイした「初代、2作目、3作目」のプレイ時間を総合しても、先日プレイした最新作ランス9よりかなり短い印象だった。もちろんランス9は自由戦闘をかなりやり込んでいるし、10周ほど周回プレイをして全てのヒロインENDを見たから長く時間が掛かっているのだろうけど、「今作は短めだった」と言われているランス9でもやっぱり昔の作品と比べるとボリュームはかなり多いのだろう。

今回は通しでランス1からランス4までプレイする予定なんですが、改めて感じたことはCGの使い方になるだろうか。最近の国内作品は18禁ゲームに限らず、汎用立ち絵があってそこに背景CGを組み合わせ、それらを多用して物語を進行させるものばかりであるけれど、初期のランス作品の時代にはそういったシステムが存在していなかった。

そうなるとそのシーンに応じて様々なCGが用意されることになるのですが、総CG数はさすがに新しい作品の方が多かったとしても、多様なCGで楽しめるという意味では昔の作品のほうが上なのではないかと思ってしまうほどだった。色々な角度から登場人物らを見れたということで、最近の作品にはない良さを感じたわけです。

他に興味深かったのはランスの素行に関してで、今回プレイしたランス3はシリーズの中でも際立った非道な行いをしているのではないだろうか。2つほど突出している事件があって

・武器屋のおやじを惨殺
金銭苦の末に武器屋に聖剣と聖鎧を売りに出したが、後にその2つの品は非常に重要なものだと気づいたランス。買戻しに行くと店のおやじが「あの品は盗まれてしまった(真実)」と言うものだから一悶着が始まり、最後にはおやじを斬り殺してしまったのだ。だいぶ後にそのおやじの娘から「娘に手を出す異常な父」だったと聞けるのが救いであるが。

・ヘルマン兵を釣る色香作戦でシィルを襲おうとした兵を拷問の末に惨殺
ヘルマン兵らが占拠する屋敷内での出来事だから切羽詰まっている状況だけれど、シィルのヘルマン兵誘惑が遅いからランスは屋敷のメイドに手を出しに行ってしまう。戻ってくるとシィルが襲われる寸前だったのだが、指を切り足を切り、最後は命乞いをする兵士をあざ笑って殺害。でもこれは、非道だがゲーム的には分からなくもない。

他にもリック・アディスンの初登場シーンや、ダメダメパットンを支えるハンティの姿が見れたり、ハンティと魔人が少しだけ戦闘をするが歯がたたないシーンとか、異常レベルでランスにイジられまくるリーザス将軍バレスなどなど、興味深いポイントが沢山あった。基本的に初代から「そんな馬鹿な」と笑えるシーンが目白押しでそこが魅力でもあるから、笑えるという意味ではかなり面白かっただろう。

そんなわけで3作目はハマリENDというオチになってしまいましたが、このまま続けてランス4を開始してみよう。
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