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Legend of Grimrock 2 - 苦労の末すべてを制覇

投稿日:2014/12/17 |  カテゴリー:Legend of Grimrock 2  |  コメント:10  | トラックバック:0
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最終的にここまで育った

時間が掛かりましたがやっと最後までプレイすることができました。とは言っても全てを自分の力だけでクリアするという目標を達成できたわけではなく、最後の最後だけ Steam の実績アイコンを見てそこからヒントを得てしまった。しかしながら、それだけで謎が解けるほど甘くはないので、99%完全制覇未遂といったところだろう。

本作は海外産ダンジョンギミックゲームの最新作なんですが、大半の仕掛けと謎は相当ハイレベルで確かに難しかった。けれどもゲームをクリアするために必要になる大きな謎を改めて振り返ってみると、そのどれもが道理にかなっているものばかりであり、特にその点については絶大な高評価を与えたいです。

今月末にでも「今年最も面白かったゲーム」を書く予定なのでそこでも本作のタイトルが出てくるはずですが、これはもう紛れもなく歴代最高のダンジョン探索ギミックゲームであるとここで明言しておきたい。

続きには最終エリアやそれらに関連する感想などを書いていますが、ネタバレがありますので本作を最後までプレイした人向けです。


ピラミッド内部の仕掛けもかなり難しかったけれど、ここまでの最大の障害であった「Cemeteryゲートの開門」と「ピラミッドへ入る方法」などよりは与し易かったので、時間を掛けつつも1つずつ確実に捌いていった。

ここより前に攻略した「Nex城」は変化球的な仕掛けが多かったエリアでしたが、ピラミッドは終盤エリアらしい堅実な仕掛けの発展版といったものが多かったので、このピラミッドが最も確かな手ごたえを感じた場所かもしれない。

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真っ向勝負ならたしかに強い敵だが

ピラミッドを抜けると砂漠エリアに出たわけですが、ミイラ男の数に驚いたけれど、個々の能力は低い敵だからそれほど苦労はしなかった。画像のゴーレムはまともに勝負をすると消耗品類に大損害を被ってしまうけれど、「インビシ→背後へ→Light Weapon のスペシャルアタックバックスタブ」であっという間に倒せてしまった。

本作は敵への最良の対処方法が「4マス内でサイドステップ斬り逃げ」であるから、クールダウンが長くても一撃が重い Heavy Weapon の方が優秀に感じられるのだが、本当に強い敵に対しては立場が逆転し、Light Weapon こそ最強だと思えた戦いでした。



さて。ここまで攻略できたのなら、最後の Essence である「Essence of Balance」を入手できる準備が整っているはずだが、私はまたしても数日以上苦しむことになる。

5つめの「神社」については各所で情報を得られますが、決め手となる情報ではないから色んな事を妄想して、色んなことを各地でして回ることになった。

最大のヒントは砂漠エリアの石像が語る「4つのサイドで構成されているのではなく、6つなのだ」というものですが、私は「サイド→隅→辺→マップについて」なのだと考えてしまい、なかなか解答に行きつけなかった。察しがいい人や、キャラクタが魔法の詠唱をするときに使うアレを注意深く見ていた人ならば、ここで全てが理解できるのだろう。

それっぽい台座にパワージェム4つを置けば「ここが5つめの神社だ」と言わんばかりの演出があったりするのか。それとも台っぽくない何かに並べるのか。或いはこれまでに訪れている、火、風、土、水の神社に戻って「火の神社には火のエッセンスとパワージェムを1つ置いて」という行動が正解なのか。6辺かつ台っぽいものと言えば Wormbound Catacombs の北東が神社だったりするのか。はたまた「Six」に関連した仕掛けはピラミッドにしか無かったから、ピラミッドの内部が関係しているのか。色々と試してみたけれど、全てが空振りだった。

ここはひとつ冷静になって、私が辿った攻略順に目をつけてみることにした。私の場合は最終エリアっぽい「Nex城」でノーマルエンドを見た後にピラミッドの攻略を始めているが、あの蛇の杖は早い段階で入手できるものだから、人によっては「ピラミッド→Nex城」。それこそ「ピラミッド→Cemetery→Nex城」という攻略順さえ誤りではないのだろう。

他の推論としては、5つめの Essence 用パワージェムをどこで入手するのかはプレイヤー毎に異なるはずだから、そのような「パワージェムを入手するエリア」に5つめの神社を配置することはないのではないか。

となると、ノーマルエンド後にNex城から外へ出たとき、トリックスターが現れて「Nex城の城門前→Forgotten Riverの東側→The Hub→Trickster's Lair」という道筋で奴に誘われたことが場所を特定するヒントになるのではと考えついた。

あそこへ誘導されたということは、あの段階でプレイヤーは「Essence of Blanace」を持っていてもおかしくないということだろうから、そうなると

・Nex城内のどこか
・Nex城の城門前
・The Hub

などがターゲットになるのだが、もちろん私はそのエリアの探索を怠るどころか、壁1つでさえ見逃さないように全てを調べているから、今更これらの場所のどこに怪しいポイントがあるのかと考えこんでしまった。

途方に暮れつつもあちこち移動をしていると、Nex城に入ると早朝であろうと深夜であろうと一瞬にして真昼になる現象を発見した。これは後に分かるのだが、ゲームクリアには関係ないことだったけれど、そこからはNex城の入り口辺りとNex城の城門辺り、件の4つの Essence を祀る場所を重点的に調べることになった。

けれども何をしても進展がない。城の壁に刻まれた文章を読んでみるものの、どういう形で火や風、土と水が「Balance」と関わっているのか答えを見つけることができなかった。

数日ほどアレコレしてみても分からなかったので、ここでちょっとしたヒントになればと例の「Steamの実績アイコン」を見てみると、六角形のアイコンが目に入った。もちろんこれまでずっと「4」にまつわる「6」を探していたのだ。今さらこんなのを見せられても、今さらこんな中心に「ひし形」のある六角形を見せられても…

その次の瞬間、愕然とした。答えはすぐそこにあったのだ。何はさておき、中心で「中心の魔法」を唱えてみる。当たり前のように「Shrine of Balance」にテレポートしてさらに驚いてしまったが、そこからは順調に進んで最後のアイランドマスターも何とか仕留めることができました。

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達成感が高い



本作は苦労に苦労を重ね、やっと最後まで辿りつけたわけですが、冒頭に書いている「どれもが道理にかなっているものばかり」という一文。何よりこのポイントが最も好感を持てた事柄なのかもしれない。

たとえばですが、やっと魔王がいる城へたどり着いた。でも扉が開かない。実は、この扉を開けるには隣のエリアの湖のそばにそびえ立つ大木のまわりを3回まわってから武器を3回振らなければならない。と言った解法があったとしますが、確かにこれなら非常識レベルで難しい。難しいけれど、余りにも理不尽極まりない謎であるだろう。

私は本作で、ゲームクリアに必須な3ヶ所で非常に苦しんでいるけれど、改めてその存在意義と解き方を考えてみると、とても理に適った仕掛けなのだと痛感した。

1. Cemeteryゲートの開門
アイランドマスターが「この謎が解けるのならここに足を踏み入れたまえ」というものだったわけですが、きちんと4枚の手紙を読んで、その共通性に気づくことができれば解ける謎だろう。ちなみに私は「sun was setting」を太陽が沈むのだから「夜」なのだろうと解釈してしまい、そこから延々と「西」という存在にたどり着くことができなかった。「北、南、北、もう一度北?」これを深夜に行う、と信じこんでしまったので、あれだけ苦労したのだ。

2. ピラミッドへの入り方
後になって壁画などを見ればなんとなく事情が掴めてくるのだが、蛇の杖であの場所へ封じ込んだのだろう。逆に開けるときもその杖でという謎であるけれど、これはもう蛇の杖を再び手に取れば直ぐに閃くことなのかもしれない。私はアイテム置き場を2つに分けていたから蛇の杖の存在を忘れていて、それが理由で時間が掛かってしまった。

3. Shrine of Balance の場所
これはお見事としか言いようがない高等な仕掛けだろう。ゲーム序盤に城の前の4つのあれらに、魔法のルーンと同じ模様が刻まれていると気づいた人は軽く解けたのかもしれないけど、そこに考えが及ばなかった場合は、解法が果てしない闇に落ちていく。

全てが終わった後に各エッセンスを置く位置と魔法を詠唱するルーンの位置などを見比べてみてひたすら関心してしまったし、壁の文章から何となく理解できる、火、風、土、水と「Balance」の関連性。そして詠唱する位置取りなども含めて、これまで見てきたゲームの仕掛けで3本の指に入るほどの高等かつ洗練された形だと感じられた。



そんなわけで全てを終えたのですが、満足度が高く当たり前のようにゲームとして面白い。そして、ゲームの根幹に関わる大きな仕掛けは道理にかなうものばかりであり、シナリオがさして重要ではない本作において、それら大きな仕掛けのバックボーン的に物語を感じることができた。

ゲームを好きな人が、PCゲームを理解し愛している人たちが作るゲームは素晴らしいと再認識した Legend of Grimrock 2 でした。



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最終的にこんなかんじに

調べるときは探索後にロードをしていたから、プレイ時間はこの2倍ほどかかっています。しっかり探索したから、ファーストプレイにしてはシークレットの類などを多めに発見できているだろう

コメント

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Re: No title

もう一度エンディングを見てみたんですが、あの四角い奴がころがってたりしますね。
他にも、最後の本のアレが前回の舞台なのかな。

No title

>最後の本のアレ
時系列が定かではありませんが、私は前作の舞台と受け取りました。達成感のお陰なのかお話も好印象なんです、あってないような物ですが。
本編は没入できたし、クリア後にマニュアルを探していたら、テーマ曲のmp3ファイルを見つけて得した気分になったりと、素晴らしいゲームでした。

Re: No title

>>fwさん

お話といえば本文中にも書いていますが、今回はあの手紙のせいでアイランドマスターとの距離が身近に感じられ、退屈しのぎなのか使命感なのか分からないけど、あの人が裏でゴソゴソしてたんだろうなと仕掛けから伝わってきたのがほんとに良かったです。

私がつまずいた1つめのは「これ以上やると誰も入れなくなるだろう。うん、これぐらいでよさそうだ」みたいにやっていたり。

3つめのは特に「これは傑作だろう。我ながら美しい」ってほどの質でしたが、それだからこそノーマルエンドの最後のあいつ登場シーンで実は寂しがってたんじゃないかなって。

「とっておきを見ないであいつら行っちゃったよ…」

No title

>「とっておきを見ないであいつら行っちゃったよ…」
ここは開発側の心情も良く出ている場面かもしれません。

IMさんが「寂しがっていた」というのはなるほどと思いました、確かにあそこに理解者はいません。
またやり直しになるから、がっかりしていただけかと思っていたのですが…、あの人は来訪者には皮肉や悪意は無しで対応しているんですよね。本人もうっかり謎を解いてIMになってしまったのかもしれませんが、真面目な人なんだろうな、と。

Re: No title

>>fwさん

IMでありゲームマスターでもあり
開発者の成り代わりってところかもしれませんね。

IMさんにとっては、ちょっと手加減しつつ先へ進ませ
それを見て楽しむ変則ダンジョンキーパー遊びのような。

そういえば日本のプレイヤーでもLoG2のプレイ動画をあげている人がいて
他人のを見るのも面白かったですよ。

No title

もしくは長い間IMでいることに飽きたのかも。
「ああ、また次の挑戦者を待たねばならんのか・・・」という悲哀にも感じました。

Re: No title

>>island farmerさん

そういった心情もありそうですね。
次の挑戦者ではありませんが、これだけ楽しめたのなら今から三作目が待ち遠しいです。

No title

gog summersaleにて購入。
堅牢な作りだなあと。
前作のunderworldライクな雰囲気も取り入れつつ、今作は開放感のある世界観。天気は動くし、グラフィックは美しい。突然現れるおぞましいマミーに心臓発作を起こしそうになりながらも、悪戦苦闘の末現在lv8;;
詰んでます。
詰んでますが攻略なんて見るなヒントはゲーム内にすべてある。という製作者の挑戦。
合理的な作りだからきっとクリアできるはずだろうけど難しい。

クリアできたらまた来ます。
ブログ応援してますよ!

Re: No title

>>アルミさん

本作は謎解きとサバイバル感においてはとても良く出来ていた印象で
その中でも仕掛けの存在意義については納得の作りでした。

難しいゲームですが、このタイプの作品は全て自分でクリアしたときの達成感は極上のものですから、楽しみながら頑張ってみてください。

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RPGはファンタジーと近未来ものを好み、設定が現代なのは敬遠する傾向にある。基本的にRPGのタイプに好き嫌いはない。プラットフォームも楽しい作品ならばPCでもゲーム機でもどちらでもOKだと思っているが、今はPCのみに傾倒している。生産国は今現在、北米産は経営体制に疑問を抱いているので敬遠している。

AVGことアドベンチャーゲームは、ゲームにおける私の原点です。AVGは現代物を好み、特にサスペンス、推理ものなどが好きだが、PCではそのような日本生まれの新作は長らく登場していないのでご無沙汰状態だ。海外ゲームの移植版ならある程度はプレイしているし、英語版でもいくつかは頑張ってプレイしてきた。RPGとは逆に、設定がファンタジーや近未来ものは敬遠する傾向にある。

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