CRPGまにあ

Risen - 迎合なんて有り得ない一作

投稿日:2015/09/17 |  カテゴリー:Risen  |  コメント:2  | トラックバック:0
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あの名無しお兄ちゃんがここまで立派になったのさ

つい先程 Risen をクリアしたんですが、後半に入っても意欲が下がることなく最後まで楽しめました。本作はその全てにおいて開発者らの信念が感じられる作品であり、昨今の主流ともいえるユーザーの顔色を窺うようにレールが敷かれ、ご機嫌どりをするかのように倒しやすい敵が順に出てくるゲームとは確実に一線を画している。

売りたい為に信念を捻じ曲げてでもユーザーに気に入られるゲームを作ることはメーカーとして正道であるから、それ自体に何ら問題はないけれど、開発元である Piranha Bytes は「俺達が作りたいゲームはこの形だ。気に入らないならプレイしなくても結構さ」という声が聞こえてくるようで、それだけの男気が感じられるメーカーなのだ。

戦闘は始終バランスが厳しくて、ゲーム自体の難度は最近のものと比較するとそこそこ高いという印象で、Piranha Bytes の特徴でもある主役は無骨な男であり、物語と世界観は殺伐としている本作ですが、そういったゲームを求めているプレイヤーといざ波長が合えば、プレイに費やす時間がとても有意義に感じる一作だろう。



・ゲームバランスに関して(主に戦闘)
私は難易度ノーマルでプレイしたんですが、序盤から終盤まで手に汗握る戦いが続いた。とは言っても少しずつ強くなっていく主人公は後半に入ると有効な攻撃方法を幾つか習得しているから、最後の方は気持ちよくぶった斬っていく戦闘が楽しめました。

・ダンジョンの仕掛けはちょうど良い手ごたえ
これに関しては難しすぎると辟易してそれでゲームを止めかねない要素ですが、本作の仕掛けの類は高低差を魔法で切り抜けるもの、スイッチ類による開閉、魔法念動力で遠めの物体を動かす、小さくなって隙間から深部へ進む、などなど、直感的なものばかりで理解しやすい部類だろう。人によっては毛嫌いしてしまう謎々やパズルの類は存在せず、これら仕掛けを総括して判断してみると、とても楽しめるダンジョンが形成されています。

・罠、一撃死に関して
罠によるダメージでの一撃死はRPGにおける行事のようなものだけれど、一撃死はロードしてやり直すことを強制されるわけですから、本来はあまり喜ばれるものではないだろう。本作は一撃死の仕掛けが幾つか存在するんですが、そのどれもが画面で見て判別できるから救われている。床から飛び出す針山、床から吹き出す火炎、天井から規則的に降りてくる壁、といった3種類の一撃死トラップがあるけれども、これらを見つけたら付近に罠を解除する何らかの仕掛けがあるのだ。

・ユーザーインターフェースについて
これについては一切の不満がない。Piranha Bytes としては初のゲーム機とPCのマルチ作品となった Risen ですが、どこから見てもPCに最適化されているUIだろう。

・ほぼ日本語化されているドンのルート
冒険が始まる浜辺は全体マップの南西にあたり、ドンが支配する無法者集団の拠点はそこから北へ向かった沼地なんですが、全体マップで見ると北西の沼地です。それほど大きな世界ではないから迷うことはないでしょう。

・日本語化するのなら、Risen Wiki の「日本語化手順」が必須
こちらのページに日本語化についての記載がありますが、そのまま日本語化した状態だとロードが遅くなってしまうので、リンク先の日本語化手順を行うべきでしょう。最後の項目「文字を大きく表示」も重要です。

・ちょっとしたアドバイス
ゲームの有効な攻略方法や戦い方などは自分自身で開拓してこそ真の醍醐味が味わえるものだけれど、本作は戦闘に於ける剣戟が厳しいから、それで挫折してしまう人がいるかもしれない。序盤は剣を使って戦うことになりそうですが、本作は両手の斧区分武器による溜め攻撃が非常に強力であり、それが出来るようになると別世界が開けてきます。間合いをはかる→斧溜め攻撃→バックステップ→繰り返し。



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彼女がメインヒロインか

女は隅に追いやられている本作ですが、そこらのNPCと同じモブ顔のパティがヒロインなのかもしれない。当初は一緒に漂着したサラかと思っていたものの、途中からパティに切り替わっていったわけですが、どうやら続編の Risen 2 でパティがヒロイン?に昇格しているようで、早速インストールして撮影しにいってみたらその豹変ぶりに驚いてしまった。

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誰やねん

Risen 2 は初代Risenの数年後の話のようで、本作と直接物語は繋がっていないけれど、一部の人物が再登場するようだ。数年後の世界では本作の名無しお兄ちゃんは伝説の英雄となっていそうだが、人々に支えられつつ強力な装備によるところも大きかったから、英雄とまではいかないのかもしれない。

何れにしても初代作をしっかりと終わらせたから、続編に対する熱意は始める前から高まっている状態であり、やっぱり続き物は初代からプレイするのが理想だね。

コメント

No title

Risenプレイ記事面白かったです。
1~3購入してあって未プレイなのですが、記事を読んでると非常に自分の好みでもあるので気になってきました。
そして、続編の2~3とどんな風な進化していってるのか楽しみでもありますね。

そういえばIcewind Dale EEの有志日本語化がスレに来てますね。
BG2EEの公式日本語は頓挫してますし、こっちも絶望的と諦めてた所にこれは嬉しい出来事でした。

Re: No title

>>Nightsさん

今回のはネタバレしないように概要をかい摘んだ紹介記事のようなものでしたが
久々の物語もいける3DリアルタイムRPGだったから非常に楽しめました。

いまさっき更新した分にも書いたんですが、Risen 2は完訳で、Risen 3の日本語化ファイルReadmeを見てみると三作目もほぼ訳されているようですから、そういう面からも安心して遊べそうなシリーズですね。

Icewind DaleやBG2といえば、ちょいグレーだけど旧作のBG2本体はセガパッチで日本語化できるようですが、今から遊ぶのなら新しい方で遊びたいですよね。

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好きなジャンルはRPGとAVG。
RPGはファンタジーと近未来ものを好み、設定が現代なのは敬遠する傾向にある。基本的にRPGのタイプに好き嫌いはない。プラットフォームも楽しい作品ならばPCでもゲーム機でもどちらでもOKだと思っているが、今はPCのみに傾倒している。生産国は今現在、北米産は経営体制に疑問を抱いているので敬遠している。

AVGことアドベンチャーゲームは、ゲームにおける私の原点です。AVGは現代物を好み、特にサスペンス、推理ものなどが好きだが、PCではそのような日本生まれの新作は長らく登場していないのでご無沙汰状態だ。海外ゲームの移植版ならある程度はプレイしているし、英語版でもいくつかは頑張ってプレイしてきた。RPGとは逆に、設定がファンタジーや近未来ものは敬遠する傾向にある。

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