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King's Bounty: Armored Princess 力と魔法の完全体

投稿日:2010/06/16 |  カテゴリー:King's Bounty: Armored Princess  |  コメント:0  | トラックバック:0
難易度はハードで序盤はかなり苦戦し、クラスはメイジでプレイ、さらに納得のいく勝利を収めるまで何度でも再戦していたので、何とクリアまでに130時間も掛かってしまった。

性格的に完璧主義なので、どんなゲームでも私は時間がかかりがちになるんですが、それにしても King's Bounty: Armored Princess は、エンターテイメント性に溢れる作品でなければ「悪」という、このような商業ベース作品が持て囃される傾向がある現代において、コンピュータゲーム本来の楽しさを人々に啓蒙しているかのようだ。
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お師匠さんとラストバトル

バール戦はアメリ姫の師匠ことビル・ギルバートも戦ユニットを指揮して戦いに参加します。ビルのユニットはプレイヤーは操作できないが、お師匠さんらしく統率も高いようで、アメリ姫が率いる軍勢より数が多くて頼もしい。

画像のようにバールは戦闘開始直後、友軍右後方の3ユニットに対していきなり手痛い洗礼で迎えてくれる。この位置はアメリ姫のユニットなので、ここに配置するのは重要ではないユニットにした方がいいだろう。

バールはラスボスらしく強力な攻撃を連発してくる相手で

・地面を揺らし全体に被害をもたらす攻撃
・3体に対して最大15000以上に及ぶ大ダメージ技
・自身の攻撃関係なしに、数ラウンドおきにデーモン部隊を召喚
・後方の崖を切り崩し、ユニットを転落させる攻撃
・体力は約17万
・火炎ダメージはほぼ受け付けない

このような特徴があります。

最初は故郷で雇える騎士や剣士ユニットに、ティアナから連れてきた妖精とドライアドの混合部隊で挑んでいたが、どうも効率が悪く、満足にダメージを与える前にこちらが全滅してしまう。アメリ姫はメイジなので、友軍の強化にかけてはウォリアーやパラディンなどに技能でも装備でも劣ってしまう。他の2クラスなら装備からして別の物を選択しているはずで、それならばもっと軍勢は強化されていることだろう。

メイジ姫ならではの戦い方が出来ないかと試行錯誤していたところ、知性は77、そして攻撃魔法が+15%の装備もしている。この状態なら単体攻撃魔法でバール相手にコストパフォーマンスが最も高いゴーストブレードが有効だと閃いた。魔力消費は10で、バールに対して6300ものダメージを与えることができる。

さらに後半からは主力魔法のゲイザー

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ここまで強化されている

それならばユニットは防御が高くて粘り強いタイプが最適だ。故郷へ帰る前からやり直し、引き篭もりトリケラトプスことブロンターと、移動はできないが打たれ強い芋虫コウシャを沢山用意することにした。

戦い方としては、バールに対する近接攻撃はビルの軍勢任せ。ビルのユニットは数が多いので、防御Buffなど無くても10ラウンド以上余裕でもつ。アメリ姫のユニットは極力バールには手を出さない。攻撃するどころか近接攻撃しか出来ないタイプなら、延々と防御を続けて生き残る。

そしてアメリ姫自身は魔力が許す限りゴーストブレードを連射し、バールがデーモン軍団を召喚したときのみゲイザーを撃つ。最大12000ダメージにも上るゲイザーなら、ほぼ一撃でデーモン部隊を壊滅させられる。戦いの後半になって重宝し始めたのは、攻撃を食らう度にアメリ姫の魔力が回復するマジックスプリングだった。これを掛けなければ後半のデーモン部隊召喚に対して、魔力を40消費するゲイザーを撃ち続けることは不可能だ。

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あと一撃でバールは沈む。芋虫コウシャは奈落の底

ここまで来ても引き篭もり君は59体も残っている。ちなみにアメリ姫のユニットが壊滅してしまうと、戦いはそのまま継続するが、アメリ姫にターンが回ってこなくなり静観するだけになるので魔法が使えない。こうならないように、どうしてもアメリ姫のユニットは生きている必要がある。

3敗ほど喫したが、最後もアメリ姫の知性の高さで押し切った戦いでした。

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ぎりぎりの勝利

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バール戦 最大の功労者



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勝利に酔いしれる師弟

バールを倒すと家臣一団や側近達から労いの言葉をかけられ、城内でおとんと会話すると、そのまま海外ゲームらしくあっさりと終了でした。おとんはアメリ姫に結婚を考えろ、婿さんうんたらかんたらと叫んでいたが、アメリ姫にその気はないようです。

最後の最後で「また新たな世界で会いましょう」というメッセージがあったので、続編のCrossworldはこの段階から予定されていたのか。今年の秋から年末にかけてリリースされるようなので、そちらでもまた楽しみたいな。



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夫エレンヘルって!やめてくだされ。

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メイジらしく魔法のダメージが通算53%。Dracoもお疲れ様でした



それにしても久々に心底楽しめたゲームだった。正直なところ、去年プレイしたゲームは英雄伝説ガガーブトリロジーと、西風のラプソディ以外は、途中からどうでもよくなってきて強引に進めて終わらせた感がある。最後までプレイヤーを惹きつける魅力に欠けていた、或いは、良質ゲームとしての配慮が足りなかった、色々と理由は考えられますが、ゲームとして面白いと思えたものは皆無だったと言っても過言ではない。

しかしこの作品はどうだろう。130時間、最後の最後まで私は戦うことに対して、勝つことに執着する信念を維持し続け、それが衰えることもなかった。最後までキャラクター育成やユニット編成で試行錯誤して楽しめたし、装備品なども結局揃わなかったセットアイテムなどが多くて落胆したりもした。途中から「つまらない」と少しでも感じたのならば、そんな感情などけして湧いてこないはずだ。

さらに現状、Steamには未プレイのゲームが100本ほどあり、他DL販売で購入したゲームは数十本、パッケージ版の未プレイゲームも数十本はあり、PS2などのゲーム機のものが50本ほど置いてある。遊ぼうと思えば選択肢がいくつもある2010年において、たった1本の作品が130時間も私を繋ぎ止めたことは驚愕な出来事かもしれない。

KatauriがリメイクしたKing's Bountyシリーズは、本家ジョン・カネガン氏のMight and Magicシリーズと親類関係にあたると言えるだろう。同じく本家産のStrategy、ヒーローズシリーズについては最後までプレイしたものが無いので言及は避けますが、方向性が違うとは言え、Armored Princessは「力と魔法」というテーマを本家よりも巧みに使いこなし、それでいてゲームバランスは極めて上々だ。

もしもゲームに「力と魔法の究極地」という最終地点があるのなら、私が幼少期からプレイしてきたゲームの中で、今回の King's Bounty: Armored Princess は、その究極点に最も近いところに君臨し、力強く、そして優雅に輝いているゲームだと思えた。いや、思えたではない、限りなく完全体に近いモノがここにあり、と言っておきましょう。

Wizardry 8と並んで、戦闘ゲームとして生涯忘れられない一作となりました。
テーマ:PCゲー in ジャンル:ゲーム

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好きなジャンルはRPGとAVG。
RPGはファンタジーと近未来ものを好み、設定が現代なのは敬遠する傾向にある。基本的にRPGのタイプに好き嫌いはない。プラットフォームも楽しい作品ならばPCでもゲーム機でもどちらでもOKだと思っているが、今はPCのみに傾倒している。生産国は今現在、北米産は経営体制に疑問を抱いているので敬遠している。

AVGことアドベンチャーゲームは、ゲームにおける私の原点です。AVGは現代物を好み、特にサスペンス、推理ものなどが好きだが、PCではそのような日本生まれの新作は長らく登場していないのでご無沙汰状態だ。海外ゲームの移植版ならある程度はプレイしているし、英語版でもいくつかは頑張ってプレイしてきた。RPGとは逆に、設定がファンタジーや近未来ものは敬遠する傾向にある。

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