戦女神2 極めて女尊男卑

第七章まで進みました。
このタイプのゲームでのネタバレは致命傷となりうるので
出来るだけシナリオには触れずにいきましょう。
タイトルの女尊男卑。
ここ数年、アダルトゲームを問題視する風潮が隆起し、それに伴い児童ポルノ問題も取り沙汰されていますが、私としては二次元エロには肯定的です。リアルの児童ポルノは人間の将来を奪う死活問題だと思いますが、エロゲーやアニメの場合は、言ってしまえばただの絵で、声優さんは成人された方々が奮闘されている。

私は絵を描くことが絶望的にダメな人間で、花や太陽どころか、三角四角球体でさえまともに描けないほどセンスがない。なので、絵を描ける人はそれだけで羨望してしまうから、そういう意味で二次元エロを肯定している節もある。

私が昨今流行の、PCゲームどころか家庭用ゲーム機でも蔓延している「血みどろクライムアクションゲーム」を嫌うように、過剰な性暴力表現ゲームを軽蔑する方は数多くいることでしょう。私もあまりに不快な表現(テキスト)のゲームはどちらかと言えば避けたい。

アダルトであろうと一般的なゲームにしても、過剰な表現が精神に悪影響を及ぼす恐れがあるから、これらは「害悪」だ、道理をわきまえろと言う事なんでしょうが、今回プレイしている戦女神2は、それとは違う志操を感じ取れる。

第七章なので折り返し地点ぐらいでしょうか。このゲームは真昼間からテレビで垂れ流されているドラマなんかよりも、家庭用ゲーム機で堂々と売り出されているゲームなどよりも、女性を敬っているゲームだと感じた。

特にメイドの4人に対してはそれが顕著で、腫れ物に触るかのごとく、丁重に優しく接する主人公の姿が何よりも強調されている作品だ。もちろん、この作風を知るにはある程度プレイする必要があるんですが、この事実を無視して、全てを引っ括めて「アダルトゲーム=悪」と決め付けるのは早計すぎるだろう。

結局は、何かを憎悪するのは、これまで生きてきた何らかの体験が大きく作用していると思うんですが、私が血みどろクライムゲームを嫌う理由、「血みどろクライムゲームで遊ぶとストレス解消になる」などと言う下衆い物言いを嫌う理由、ここでは触れないが、ある。

なので、人間というのは、自分が打たれてみないと、殴られないと、当事者になってみて初めて真剣に取り組める気持ちが湧いてくるんだろうなと、改めて思う次第です。
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