King Arthur II Demo を試す
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明日Steamで解禁になるNeocore Gamesが開発する King Arthur II ですが、初代作はなかなか見所があるものの、短所も幾つか抱え込んでいたために最高とは言い難かったのだけれど、デモを触ってみた限りでは、二作目はとても素晴らしい出来である。触るまでは初代作のアップグレード版と見くびっていたが、考えを根底から改めさせられたほど、こいつは強烈な1発になり得る会心作かもしれない。

新開発CoreTech 2エンジンの描写は前作を遥かに上回っている
今作はDirectX 11にも正式対応していて、グラフィックオプションに Anti-Aliasing も標準完備しているし、その他グラフィックオプションも充実しているから、この点に関しては非の打ちどころがないほど「完璧」と表現しても過言ではないだろう。
前作を引きずるように極めて重いゲームであり、グラフィック設定が高いとフレームレートは20前後が当たり前なほどであるが、安定した低フレームレートであることと、画面がぶれてがくがくするような不快感はない挙動でもあり、それほどストレスは感じない仕様だと言える。
さらに今作のセールスポイントである「千のユニットがひしめき合う戦い」だが、デモ版は小規模な戦闘を1回のみ行うだけですけど、プレイしてみた感触では、メーカーの大言ではなく安定した新エンジンであることが理解できる。重いことは確かに重いのだが、画面内にユニットが溢れるほど増えてきてもフレームレートが低下しない良好なエンジンだ。

OptionsのVideo(これは私の設定)
The Elder Scrolls の新作 Skyrim と同じことが言えるのだが、King Arthur II も前作の至らなかった箇所を慎重に検討し、どうやればユーザーに面白いと思ってもらえるのか、良作だと言ってもらえるのか。ここに妥協した形跡が見当たらず、開発者らの熱意が伝わってくるほどの「新作における改良」だと感じた。

前作でお馴染み、ゲームブック形式のクエスト
製品版がどういう仕様なのか定かではないが、今作はクエスト全編に渡ってナレーション付きとなっているようで、雰囲気がより一層盛り上がるであろう。声優さんの人選もしわがれた声の初老男性であり、ここらもよく分かっている。

画面中央の十字マークに注目
今作の戦術バトルシーンに於けるカメラコントロールは、WASDで前後左右、QとEで回転、ここまでは Shogun 2 や MMH6 などと同じいつもの操作形態だが、デフォルト CとVでカメラの視野角度調整ができるようになっている。見かけはちょっとした改良と受け止められそうだが、ゲームプレイが捗るようになる有り難い追加であるだろう。カメラの高低は一般的なマウスローラーで可能であるし、デフォルト ZとX でも行えるようになっている。
さらに画面の十字マークの件ですが、マウスのミドルボタンを押しっぱなしによるカメラコントロールにも対応している。正直なところ、以前から何度も書いているようにマウスのミドルボタンを用いるカメラコントロールは歓迎できない仕様であるが、マウスが5ボタン以上の多機能な製品なら、押しやすい位置にミドルボタンを登録し直すと万全だ。こちらのカメラコントロールが可能になれば、3D空間を自在に飛べるようになるから、この問題に関しては全て改善されたと言ってもいいだろう。
ちなみに私のマウスとWin7だと、デフォルトではマウスのミドルボタンに別のキーが割り振られているから、ミドルボタン押しの操作は気づきたくても気づけない状態になってしまう。全てのマウスが多ボタン仕様で、さらに設定変更を自在にできるとは限らないし、この点に関しては右クリックによるカメラコントロールが最適であるだろう。
マウスの設定やグラフィック設定をドライバ側で変更するときに指定する exe ファイルですが、KingArthurII.exe ではなくて、私の環境だと CoreTech2_64_11.exe になっていた。64bit OS の インゲーム DirectX 11 設定だからこのexeファイルなんだろうけど、参考までに。

ハンガリー産とは思えないほどのクオリティーである
デモ版での所感となるが、総じて「素晴らしい」
デモ版でこれほどの驚きを感じたことは久々であり、私のように前作が今一煮え切らなかった印象があった為に、King Arthu II に対して身構え、触る前から見くびるのは間違いであると断言できるほどのクオリティーであります。かなり重いゲームだが、それこそ百聞は一見に如かず、気になる人はデモを試してみましょう。
今作 King Arhur II は対クリーチャーと巨大ボスとの戦闘に主眼が置かれているようで、私と同じようにStrategyも好きだけどRPGも好きだというプレイヤーには興味深い内容となっている。
ファンタジーを素材にした Strategy-RPG において、DirectX 11 に初めて対応した記念すべき作品となった King Arthur II である。
※DirectX 9 と DirectX 11 で切り替えて起動してみると、DirectX 11 の方がフレームレートが良好な挙動を示している

新開発CoreTech 2エンジンの描写は前作を遥かに上回っている
今作はDirectX 11にも正式対応していて、グラフィックオプションに Anti-Aliasing も標準完備しているし、その他グラフィックオプションも充実しているから、この点に関しては非の打ちどころがないほど「完璧」と表現しても過言ではないだろう。
前作を引きずるように極めて重いゲームであり、グラフィック設定が高いとフレームレートは20前後が当たり前なほどであるが、安定した低フレームレートであることと、画面がぶれてがくがくするような不快感はない挙動でもあり、それほどストレスは感じない仕様だと言える。
さらに今作のセールスポイントである「千のユニットがひしめき合う戦い」だが、デモ版は小規模な戦闘を1回のみ行うだけですけど、プレイしてみた感触では、メーカーの大言ではなく安定した新エンジンであることが理解できる。重いことは確かに重いのだが、画面内にユニットが溢れるほど増えてきてもフレームレートが低下しない良好なエンジンだ。


OptionsのVideo(これは私の設定)
The Elder Scrolls の新作 Skyrim と同じことが言えるのだが、King Arthur II も前作の至らなかった箇所を慎重に検討し、どうやればユーザーに面白いと思ってもらえるのか、良作だと言ってもらえるのか。ここに妥協した形跡が見当たらず、開発者らの熱意が伝わってくるほどの「新作における改良」だと感じた。

前作でお馴染み、ゲームブック形式のクエスト
製品版がどういう仕様なのか定かではないが、今作はクエスト全編に渡ってナレーション付きとなっているようで、雰囲気がより一層盛り上がるであろう。声優さんの人選もしわがれた声の初老男性であり、ここらもよく分かっている。

画面中央の十字マークに注目
今作の戦術バトルシーンに於けるカメラコントロールは、WASDで前後左右、QとEで回転、ここまでは Shogun 2 や MMH6 などと同じいつもの操作形態だが、デフォルト CとVでカメラの視野角度調整ができるようになっている。見かけはちょっとした改良と受け止められそうだが、ゲームプレイが捗るようになる有り難い追加であるだろう。カメラの高低は一般的なマウスローラーで可能であるし、デフォルト ZとX でも行えるようになっている。
さらに画面の十字マークの件ですが、マウスのミドルボタンを押しっぱなしによるカメラコントロールにも対応している。正直なところ、以前から何度も書いているようにマウスのミドルボタンを用いるカメラコントロールは歓迎できない仕様であるが、マウスが5ボタン以上の多機能な製品なら、押しやすい位置にミドルボタンを登録し直すと万全だ。こちらのカメラコントロールが可能になれば、3D空間を自在に飛べるようになるから、この問題に関しては全て改善されたと言ってもいいだろう。
ちなみに私のマウスとWin7だと、デフォルトではマウスのミドルボタンに別のキーが割り振られているから、ミドルボタン押しの操作は気づきたくても気づけない状態になってしまう。全てのマウスが多ボタン仕様で、さらに設定変更を自在にできるとは限らないし、この点に関しては右クリックによるカメラコントロールが最適であるだろう。
マウスの設定やグラフィック設定をドライバ側で変更するときに指定する exe ファイルですが、KingArthurII.exe ではなくて、私の環境だと CoreTech2_64_11.exe になっていた。64bit OS の インゲーム DirectX 11 設定だからこのexeファイルなんだろうけど、参考までに。

ハンガリー産とは思えないほどのクオリティーである
デモ版での所感となるが、総じて「素晴らしい」
デモ版でこれほどの驚きを感じたことは久々であり、私のように前作が今一煮え切らなかった印象があった為に、King Arthu II に対して身構え、触る前から見くびるのは間違いであると断言できるほどのクオリティーであります。かなり重いゲームだが、それこそ百聞は一見に如かず、気になる人はデモを試してみましょう。
今作 King Arhur II は対クリーチャーと巨大ボスとの戦闘に主眼が置かれているようで、私と同じようにStrategyも好きだけどRPGも好きだというプレイヤーには興味深い内容となっている。
ファンタジーを素材にした Strategy-RPG において、DirectX 11 に初めて対応した記念すべき作品となった King Arthur II である。
※DirectX 9 と DirectX 11 で切り替えて起動してみると、DirectX 11 の方がフレームレートが良好な挙動を示している
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