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Elemental: Fallen Enchantress - 真の敵は見えないもの

投稿日:2012/01/29 |  カテゴリー:Elemental: Fallen Enchantress  |  コメント:3  | トラックバック:0
既にStardockの十八番とも言えるが、ベータ版用の修正パッチが小刻みにリリースされていまして、現状は Version: 0.77.001 になっているが、今回のプレイは Version: 0.76.001 であります。

FallenEnchantress 02-36-46-41
新たに実装されたParticle Effectの陽光が美しい、が…

取り敢えず開始時のルールはデフォルト状態の敵派閥 2 で、敵派閥2つを滅ぼしての勝利を収めたのだが、行く手を阻む強力なクリーチャーや敵派閥などよりも、画像の左上隅を見てお分かりになるでしょうが、凄まじいほどの重さ、がくがくする類の低フレームレートはWoMから進歩しておらず、正直な心中としてはまともにプレイすることすら覚束ない状態であった。

Elemental: FE の方向性としては、新たな人員を確保しての本気モードであることに偽りはないし、プレイしていて素直に面白いと思えるほど旨味を形象化することに成功しているのだが、何というか、WoMと同一のエンジンを用いているこの「足枷」は相当なマイナス要素となりそうである。

可笑しな例えをしてみるが、音楽のバンドもメンバーが入れ替わったりする光景を何度も見てきたが、ボーカルが世界屈指のハイトーンボイスな人に変わっても、ギターが技巧派になったとしても、バンド名とドラムとベースが同じなら大差ないアレと類似したケースと言える。

上述したマイナス要素は出来れば書きたくなかったのだが、私の性分として隠したり暗にすることは禁じ手なので実態をそのままお伝えしていますけども、悪い所、となり得るのはその1点のみかもしれないと付言しておきます。

FallenEnchantress 02-52-44-74
これを見てザナドゥを想起した人は私と同じく古い人である

FEの方向性としては、WoMとは違って建設する施設の数を絞り込んでいることと、マップに散らばるアイテム類を魅力あるものにして、マップ自体の美しさを増して、WoMの定番戦略であった引き篭もり戦法から脱却させたい意図があると感じた。もっと活発にマップを移動して色々なものを見て欲しいという開発者の意向である。

その中の一つとなる上掲画像の巨大クリーチャーが今作の目玉になっているようで、Help機能として閲覧できるクリーチャーデータには特殊な敵は含まれておらず、そういう敵は実際に遭遇して驚いてくれということなのだろう。無論、この画像はある意味ネタバレになるのだが、ADVや物語重視のRPGではないのだから、これくらいは有りということで。

難易度 Normal かつ敵国家 2 では、敵AIの出来具合を判別することは叶わなかったのだが、一つは開始早々滅ぼして、最後の一つを追い込む頃には自軍の力がかなり上回っていたので、押せ押せで勝利することができた。



・LvUP時の仕様が改良されていること
WoMでは1LvUP毎にAttributes Point 5 が得られ、それを配分する仕様でしたが、STRかINTに極振りしてハイ終了という非常に味気ないものであったが、今作FEはLvUPをすると5つの Trait から1つを選択する仕様になっており、Rare、uncommon、common の3段階の等級から成り立つその仕組みは心躍り、そして悩めるゲームになっている。特に興味深いのは最初のLvUP時に、Assassin、Defender、Govenor、Mage、Warrior の5つから道を選択することになるのだが、この決断によってそれ以後のLvUPで選び出される Trait が決まるようだ。

・基本Attributes は余り上昇しない(改善である)
上記のようにSTRやINTだけがやたら高いという味気ない育成になってしまう前作WoMであったが、今作FEは Trait で色を付けていくことになるから、その様相はジャンル違いだが Baldur's Gate、そしてDrakensang といった優秀RPGと似通った傾向であるだろう。

・装備品による大幅な強化が主となる
これも上述Attributesの件と同じである。マップに散らばるアイテム、クエスト報酬で得られる優秀な武具など、それらを求めて貪欲に動き回ることになる。基本Attributesはほぼそのままで、Trait、装備品などで構築する多種多様なキャラ作りは素直に面白い。

・強い魔法使い
今回のプレイでは全ての町に Meditation を掛けていたが、各町の生産効率が10%下がってしまうけどお勧めである。魔法使いのProcipineeプレイで、出来る限りINTを高め、禁断の冠による無限自Buffで強化し、そしてレベルを上げれば1人で軍隊を相手できるほど強くなるのではないだろうか。

・GUIは一新されたが操作性は前作WoMと全く同じ
同じエンジンを用いているから当たり前なのだろうが、WASDキーでのカメラコントールができない仕様であり、左クリックずりずりスクロールのままな訳だが、恐らくStardockはフルマウスオペレーションを志しているのではないだろうか。現にElementalシリーズはマウスのみの右手だけでプレイが可能だから。

・イニシアチブ制に進歩した戦闘システム
前作は最終的に1つの部隊は10以上のユニットで構成される大軍になったが、それでいながら先攻による全ユニットオールアタック後に後攻へという、ある意味バカゲー的な悪い仕様であったが、イニシアチブによるユニット毎の攻撃機会を導入したお陰で戦闘の楽しさが大幅に増したのだ。ですからAssassinタイプを選択したChampionはできるだけイニシアチブを強化する Trait と装備にしてみたりと、育成の幅も広がっている。

・魔法システムは大きく刷新されている
前作WoMでは研究と同様の扱いであり、1つのSpellを時間をかけて開発していく仕組みであったが、このシステムは抹消されて新たな仕様に置き換わっている。LvUP時に、炎、水、地、風、生命、死、などのレベルを上げる Trait を選択すると、その分野のSpellの上位がそのユニットで使えるようになる。一部に特殊なSpellがありまして、これは研究のMAGICに含まれていて、通常の研究で時間をかけて開発しなければならない。

・Spellの種類が減り、LvUPの魔法属性Traitでまとめて習得できるシステムの意図
前作WoMでは、数は多いが実用的でないSpellばかりであったが、実用的なSpellだけに厳選し、一度のLvUPで複数のSpellが使用可能になるのだから、開発者らは「もっとアグレッシブに魔法システムを活用してほしい」と、このような思惑があるのだろう。実際に今回のプレイでは魔法に長けた派閥ではなかったものの、思い切った魔法の活用が出来たのだ。

・Spell Bookは1つに統合されている(ユニット間で共有になった)
Spell Bookを開いてSpellを選択すると、解説欄にこのSpellを使えるユニットの表示がされる。そして戦術シーンではSpell Bookそのものが取り除かれ、下段画像のように画面下にアイコン表示されるようになり、ここからSpellなり近接アビリティーを選択して使うのだ。

FallenEnchantress 03-47-38-91
回復アイテムなども同列に表示されている

こんな状態ですけども、異常な重ささえなければ素晴らしいStrategy-RPGである。製品版では少しでも軽くなっていることを願いたいが、WoMでの体験ではGTX260からHD 5870にした時に明らかなフレームレートの低下と不安定さが増してしまったので、このシリーズはNVIDIAのGPUでプレイした方が良さそうである。次はもうNVIDIAにしておこう。

※ここ数年、物自体はRadeonの方がワットパフォーマンスに優れているのだが、要はドライバの相性問題である。
どちらかの良し悪しを言及しているのではない。


※ベータ版とは言え、今回はマルチを度外視した感想となります。そこらへんは製品版になってからということで。
テーマ:PCゲー in ジャンル:ゲーム

コメント

No title

はじめまして。
記事を楽しませて頂きました者です。

Elemental:FallenEnchantressのフレームレートについてご一報差し上げます。
自宅環境AMD PhenomII X4 965BE+Radeon\hd5770x2という二昔前ではそれほどフレームレートの低下は感じられませんでした。

ただ、Betaからか、頻繁にテンポラリへ何か書き込んでるようで、それがフレームレートの低下の原因になってるかもしれないです。自分の環境はSSDだったので、オートセーブを毎ターンに設定していても、それほどストレス無くプレイできました。

製品版ではこの頻繁なファイルアクセスがなくなり、快適に遊べるようになるかもしれません。気長に構えて楽しんで行こうと思います。

ありがとうございます

前回AIのことなどに答えていただいてありがとうございました。
重さは前作もグラフィックの割にはかなりのものだったと思います。
system的にはいろいろ進化しているようで前作の雪辱をはたしてほしいものです。

ぶっちゃけこのシリーズというかstardock系のゲームって重くなるくらいなら2Dでもいいじゃんみたいなゲームも多いわけですがww

Re: ありがとうございます

>>ふぉる絵さん

どうもはじめまして。
Flexscanさん繋がりでふぉる絵さんの配信動画を楽しませてもらっていますよ。

FEの件ですけど、今回プレイでは地面の下に川が流れているバグ表示があったことと、新たに追加された沼地のエリア、ここらへんが視界に入ると極端にフレームレートが低下しましたので、ベータ0.76くらいまでの不具合だったのかもしれません。

他にも0.76以前での問題ですが、長時間プレイでセーブデータが破壊されたり、セーブに10秒近くかかるようになってしまったり、地面のテクスチャやオブジェクトが完全に剥げてしまう症状が出ています。WoMと同じく両作品とも開始時はすこぶる軽いしセーブは基本的に一瞬ですので、長時間プレイの後に発生する不具合かと思われます。

昨晩から0.77でのプレイを数時間行ってみましたが、今回は致命的な問題が起きずに何とか勝利することができました。マップの開拓が進むと幾分重くなってしまうのは仕方がないことでしょうけどね。


>>もへもへさん

長くプレイすると重くなってしまうのは他ゲームでも結構あることなんですけど
グラフィック品質の割にはちょっと重すぎかなと思えますね。

日本のSRPGが該当しますけど、2Dだと確かに安定している作品が多いですね。

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好きなジャンルはRPGとAVG。
RPGはファンタジーと近未来ものを好み、設定が現代なのは敬遠する傾向にある。基本的にRPGのタイプに好き嫌いはない。プラットフォームも楽しい作品ならばPCでもゲーム機でもどちらでもOKだと思っているが、今はPCのみに傾倒している。生産国は今現在、北米産は経営体制に疑問を抱いているので敬遠している。

AVGことアドベンチャーゲームは、ゲームにおける私の原点です。AVGは現代物を好み、特にサスペンス、推理ものなどが好きだが、PCではそのような日本生まれの新作は長らく登場していないのでご無沙汰状態だ。海外ゲームの移植版ならある程度はプレイしているし、英語版でもいくつかは頑張ってプレイしてきた。RPGとは逆に、設定がファンタジーや近未来ものは敬遠する傾向にある。

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