CRPGまにあ

Jagged Alliance - Back in Action Demoをプレイ

投稿日:2012/02/04 |  カテゴリー:ゲーム全般  |  コメント:2  | トラックバック:0
Steamでの解禁が5日後に迫っている Jagged Alliance - Back in Action(以後 JABiA)ですが、本家となる Jagged Alliance シリーズは私が唯一信奉していたメーカー Sir-Tech が開発していたが、Sir-Tech Canadaが Wizardry 8 で有終の美を飾り、2003年に消滅してしまった。

そんな訳で、JABiA は開発がドイツの Coreplay GmbH になっており、ゲームバランス云々以前にシステム的に拙劣なものを予想していたのだが、デモを触ってみた印象では全く逆であり、良い意味で予想を裏切ってくれたようだ。

JABiA.jpeg
起動時に AA AF 解像度、基本となる3つを設定できる

JABiAはドイツ産であることと、発売前のスクリーンショットから判断するに、当Blogにレビューがあるロシア産の Planet Alcatraz 程度の品質だろうと侮っていたが、勝手な思い込みはいけませんよと自問自答してしまう。

インゲームでのオプションメニューはとても簡素だが、何より最初に驚いたことはエンジンの滑らかさだろうか。大手メーカーより少し下に座するメーカー産となるこの手のゲームでは、グラフィック品質の割りに異常に重たいという、最早お馴染みになりつつある挙動を示すことが多いのだが、JABiAはすこぶる軽いエンジンだ。

ユーザーインターフェースも良く出来ており、画面のスクロールはWASDで円滑に行えるし、クリック動作やマウスカーソルの反応なども申し分ない作りであるが、これらは「そうであって当たり前」である事だけれど、それが出来ていないゲームが多数存在するから重要なポイントなのである。

ただ一つアブノーマルな傾向として、JABiAは360度画面を回転させることができるシステムになっており、この回転は Altキー を押しながらマウスの左右で行うことになる。ここ最近の慣例事項であるが、マウスのミドルボタンでないだけ救われたと思っておくのが利口だろう。マウスが多ボタンの品であることが前提だが、私の場合はマウス左サイドにある大きめのボタン、親指で押す位置にあるボタンだが、画面の回転がAltキーなりミドルボタンなどというアブノーマルなゲームだとここに再設定している。

もう一つ気になる点として、なかなか優れているエンジンとGUIだけれど、解像度が高いとGUIとフォントが小さくなってしまい、私の環境である 16:10の24インチモニターに解像度1920x1200だと実用的では無いと感じた。解像度を低くするともちろんフォントなどが大きくなって見易くなるのだが、低解像度では当たり前のようにジャギーが酷くなってしまう。デフォルトの起動時ランチャーでは 4xMSAA までしか設定できないので、ランチャーのAAとAFはオフにして、ドライバ側から 8xAA+Adaptive Multi-Sample ついでに16xAF に設定し、解像度は 1280x800 でプレイすると良い感じになった。(16:9モニターだと 1280x720に該当する)

一般的に横1600以上の解像度なら 4xAA でジャギーは殆ど判別できなくなるのだが(木々や細かい網目は除く)、1280となると 4xAA でも力不足であるから 8xAA の効果が生きてくることと、最近の個人的流行である Adaptive Multi-Sample であるが、JABiAでもしっかりと効果が反映されていることを確認した。

JABiAはグラフィック品質的に数世代前レベルであるし、それでいながら軽いエンジンなので 8xAA+Adaptiveというちょっとした無茶ができるのだが、VRAM使用量は相当なものになってしまうから、VRAM512MBモデルでは辛くなりそうである。ちなみに上記設定+垂直同期オンでの状態ですと、フレームレートは60に張り付いたままになるが、敵キャラクターが多い場所では瞬間的にガクっとくる挙動を見せてくるけども、この程度なら黙認できるレベルだろう。

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ぱっと見、GUIが小さく見える(画像は1920x1200)

あることを失念していたことを思い出す。知人のdamnedさんに会わせる顔がなくなりそうですが、私はJagged Alliance 2などを芯までプレイしている訳ではないので、これ以下の既述は本家JAシリーズをプレイされた方々とは異なった感想になるかもしれません。

デモ版は基本操作が覚えられるチュートリアルと、ステルス戦だが戦域にいきなり放り出される一つのマップ、この2つがプレイ可能となっているが、ゲームを開始してみてJA2と最も顕著な違いと目に映ったのは、最初からマップ全体が見えていること、この件が挙がるだろう。

いわゆる戦場の霧(Fog of War)というものが無いシステムに変更されており、これが「改善」なのか「改悪」になるのか、こういうものは長くプレイしてみないと判定できないものであるが、後述するMedi Kitの仕様変更などと併せて推量するに、私は別の方向性への改善ではないだろうかと思えた。

Medi Kitは使用したら即効果が出るようになり、戦場は全て晴れ渡って見通すことができ、Tacticalシーンがターン制からリアルタイムに変更されており、それでいて反応の良い操作性。要するに、ここ最近他ゲームでも言及していることですが、もっとアグレッシブに円滑に、ゲームの肝を楽しんで先へ進んで欲しいという開発者の意図ではないだろうかと思ったのだが、ここらはゲームの難度と直結している部分でもあるので、軽はずみに断言はできないし、それ以前にデモ版での感想だ。どっちにしても、本家JAシリーズが好きなプレイヤーと私の意見は大きく異なりそうであるが。

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チュートリアルの一幕

チュートリアルが良く出来ていて、動作を先行予約する戦い方を学ぶことができる。こういった戦術もあれば、臨機応変にリアルタイムに戦うこともできるし、画面は360度どこからでも見渡すことも可能で、最適解を見つけ出すことが難しそうなゲーム、或いはそれが無いゲームなのかもしれないが、だからこそ面白いゲームに見える訳だが。

現状はデモをインストしてチュートリアルを終えて、プレイ可能なマップを攻略している最中ですが、このゲームは非常に難しいと感じる。本家JA2はターン制であるから、結構のんびりと思考する時間があったのだが、リアルタイムになったことによってまた違った印象を受けている。

そんな訳で、私としてのデモ版批評は「素晴らしい Real-time Tactical Role-playing game である可能性が高い」と言った所です。開錠や罠の処理にバールこじ開けにステルス移動なり、何と言うか、昔のCRPGには有ったけど、現状主流のシネマティックRPGが全てどこかに置いてきてしまった要素が沢山詰まっている歯ごたえ満載な作品だとも思えた。

嬉しい悲鳴だが、運悪く Legend of Grimrock の発売日が迫ってきているようで、JABiAの発売日とぶつかりそうであるから、どちらを優先するか決めかねている所。

※3次元シミュレートもなかなか良さそうです。最高の位置取りから手榴弾いけた!と思いきや
木の枝に当たってポロリと落ちてきた空しさが証明である。
テーマ:PCゲー in ジャンル:ゲーム

コメント

No title

Kingdoms of Amalur: Reckoningは興味無しですか?

Re: No title

製品版の評判が高ければプレイしてみようかと考えているKingdoms of Amalur: Reckoningですが、他にも遊びたい作品や手持ちゲームがありますので、優先順位は低くなりそうです。

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好きなジャンルはRPGとAVG。
RPGはファンタジーと近未来ものを好み、設定が現代なのは敬遠する傾向にある。基本的にRPGのタイプに好き嫌いはない。プラットフォームも楽しい作品ならばPCでもゲーム機でもどちらでもOKだと思っているが、今はPCのみに傾倒している。生産国は今現在、北米産は経営体制に疑問を抱いているので敬遠している。

AVGことアドベンチャーゲームは、ゲームにおける私の原点です。AVGは現代物を好み、特にサスペンス、推理ものなどが好きだが、PCではそのような日本生まれの新作は長らく登場していないのでご無沙汰状態だ。海外ゲームの移植版ならある程度はプレイしているし、英語版でもいくつかは頑張ってプレイしてきた。RPGとは逆に、設定がファンタジーや近未来ものは敬遠する傾向にある。

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